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【2024/05/03 11:16 】 |
土佐のお座敷遊び①
 高知では宴会のことを「おきゃく」と呼び、色々なお座敷遊びで盛り上がります。
今回はそんなお座敷遊びのひとつ、「菊の花」をご紹介します。
人数が多いほうが盛り上がる遊びです。
最初にお盆と遊びに参加する人数分の杯を用意します。
杯はお盆に伏せて置き、親になった人が皿鉢や刺身のツマなどについている
「菊の花」を一つ伏せた杯に忍ばせます。準備はたったこれだけです。
続いて全員で「菊の花~菊の花~あけてうれしい菊の花」と歌いながら親の隣から
順番に一人一つづつ杯を開けていきます。
最後に菊の花が隠してある杯を開けるとゲームオーバーです。
ロシアンルーレットみたいな感じのお遊びです。最後に菊の花の杯を開けた人が、
罰としてそれまでに開いた杯に全部お酒を注ぎ飲み干します。
飲み干した人は次の親となって伏せた杯の一つに菊の花を忍ばせゲーム再開です。
親になると杯を開けるのは最後なのでもしかすると全ての杯のお酒を
飲み干すことになるかもしれません。
当たり続けると結構な量を一気に飲み干すので、
私はその昔、記憶がなくなったことがあります。くれぐれも飲みすぎには注意です。

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【2015/04/13 08:33 】 | 未選択
どろんこ祭り
酔鯨酒造のある高知市長浜地区では4月に若宮八幡宮で神田祭り(どろんこ祭り)が行われます。4月の第一土曜日から3日間早乙女姿の女性が男性の顔に泥を塗ることから「どろんこ祭り」と呼ばれ、400年以上の伝統を持つ豊作祈願の春祭りです。
お祭りの由来には2説あります。ひとつは、長宗我部氏が土佐の領主であった時代に、疫病退散を祈って若宮八幡宮に田んぼを奉納するとたちまち疫病が収まり、喜んだ人々が神田の泥をかけ合って氏神様に感謝したという説。
もうひとつの説は、次のようなものです。領主が替わって山内氏の時代、二代藩主の忠義公が御忍びでこの地に領地検分にこられた際、ちょうど田植えの時期で、早乙女のはねた泥があやまってお殿様の袴を汚してしまったそうです。これを見た共侍が無礼討ちにしようとしたのを忠義公は押しとどめ、農作業に励むよう、お褒めの言葉を賜り、これを見たお百姓さんたちが泥をかけ合って喜んだのが起源といわれています。
 
今でも毎年その年の当家の人達によって稲作りが行われています。今年は酔鯨のある塩屋地区が当家です。お祭りの期間中は田んぼの泥を持った早乙女姿の女性が地区内を回り、男性の顔に泥を塗っていきます。泥を塗られた男性はこの夏病気をしないといわれております。祭りの最終日は月曜日なので酔鯨も営業しており、毎年社内へやってきた早乙女姿の女性が男性社員に泥を塗ります。
神田で収穫された古代米は酔鯨酒造で醸造し、お酒になります。古代米は玄米のまま使用し、仕込みから搾りまで全て手作業で製造します。少量の仕込みですので、数百本のみ瓶詰となります。このお酒は若宮八幡宮で行われる「どろんこ祭り」の際に振舞われたり、若宮八幡宮の地元である、長浜地区の酒販店のみで数量限定にて販売しております。

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【2015/03/24 08:34 】 | 未選択
新しい貯酒タンク設置しました。
新しい貯酒タンクの設置が完了しました。
昨年の予想以上の売上に対応するべく、今期仕込み前に
空調設備の増設などを行い、仕込み本数が増加しています。
増産した分、貯酒量も増えたので、貯酒タンクの一部を大きいものに置き換えました。
現在仕込みは続いており、これから5月~6月にかけて出来上がったお酒の量は
ピークを迎えます。
出来上がったお酒は来年度の新酒が出来るまで貯酒しなければなりません。
タンクの入れ替え時期のタイミングは非常に難しく、ちょうど新酒が出来上がり
貯酒庫に入るまでのこの時期に交換しました。
今までのタンクは10キロリットルタンクでしたが新しいタンクは18キロリットル
となり、背が高くなったので、タンク上部が天井すれすれになりました。

まずは、今までの貯酒タンクの移動です。移動前に貯酒庫入り口のシャッターを
はずし、作業性を確保しました。貯酒庫前は在庫置き場を兼ねていますので、
搬出は出荷日を避け、土、日で行いました。搬出したタンクはまだ使えますので、
別の倉庫に保管しています。新しいタンクの搬入も出荷の無い土、日で行いました。
酔鯨の前の道路は道幅が狭く、大きなトラックでそのまま搬入できませんので、
近くの広場を借りて4トントラックに積み替え1本づつ搬入しました。
搬入には専門の業者さんが来て段取り良く行っていました。聞くところによると、
アメリカの工場へもタンクの搬入に行ったことがあるそうです。
写真ではわかりづらいかもしれませんが、ギリギリの中での搬入作業を
手際よく行うプロの仕事ぶりに思わず見入ってしまいました。
以前この貯酒庫にあったのはホウロウのタンクで底の形状から中の酒を
使い切る際には
最後にタンクを傾ける必要がありました。
今回はステンレスのタンクで最後傾ける必要はなく、安全でタンクの破損も
未然に防ぐことができます。また、今までのタンクは、
ブロックに
載せていましたが、今回は沓と一体となった足部で安定性、安全性も

格段によくなりました。もちろん品質面においても、タンクの増量に合わせて
火入れ装置を増強し、火入酒の急冷装置を新設して、今までと変わらず
いいものをお届けできる体制を整えております。
全ては品質向上のため、これからも日々努力していきます。

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【2015/03/20 08:33 】 | 未選択
冬の楽しみ 寒グレシーズン到来♪
 冬の風物詩といえば皆さん何を思い浮かべますでしょうか?
南国の高知では、平野部では滅多に雪が降ることも無く(今年のお正月は雪が舞いました!!)、冬のイメージはあまりありませんが、産物からは季節を感じます。海産物でいえばアナゴの稚魚である「のれそれ」、農産物であれば「文旦」(水晶文旦は秋ですね)などです。また太公望の間ではグレ(メジナ)釣りのシーズンです。この時期は社内の釣りクラブも活動をします。今回は高知の紹介の一つとしてグレ釣りをご紹介します。

 グレは南方の魚で、釣りの対象として特に西日本では人気です。グレは冬の時期になると産卵する為、沿岸に寄って来ます。普段は沖合いに出ている為、岸から釣ることは難しいですが、冬は岸からも釣ることが出来ます。高知県は沿岸が長く、また磯が多いことから西から東までグレ釣りの好ポイントに恵まれています。県外のお客さんも多く、各地の釣り場は大いに賑わいます。釣りの対象として人気な理由は警戒心が強く容易には釣れない事、また冬の時期は一層脂がのり食べても美味しいことなどが上げられます。


 釣り上げた直後のグレ。深みのブルーが綺麗です。

 社内の釣りクラブも休日になると西に、東にと魚を追っています。酒造りとは異なりますが、アイデアや工夫が大切なのは同じ。海に糸を垂れる時だけは仕事を忘れ、波間に浮かぶウキに集中するのも良いものです。また釣り上げた魚は食べ切れないので蔵の食卓に上ることもあります。喜んでもらえるのも嬉しいですね。

 もちろん酒の肴としても最高です。白身の魚ですので刺身や煮付け、カルパッチョなど幅広い料理に使えます。おすすめは刺身の昆布ジメです。造り方は簡単、刺身の冊を干し昆布で挟み、一晩冷蔵庫で寝かすだけ。昆布の旨味も加わり美味しさアップです!!これには熱燗がおすすめです。白身の魚であれば大抵大丈夫ですので皆さん良かったら是非試してみてください。特売のお魚が料亭の味付けに変わりますよ!?

時にはこんな高級魚も。冬の石鯛は脂ものって美味しいですね!!

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【2015/02/27 08:18 】 | 土佐のお便り
本年も宜しくお願いします。
 謹んで、新年のご挨拶を申し上げます。旧年中は格別のご愛顧を賜り、厚くお礼申し上げます。
 本年も社員一同、一層の努力を重ねることで皆様のご期待に応える酒造りを目指して参りますので変わらぬご厚誼、ご厚情を賜りますようお願い申し上げます。また、本年が皆様にとりまして更なる飛躍の年になること祈念しております。
 昨年は、ここ近年の日本酒への高い注目にも支えられ、弊社の出荷量もお陰さまで増加致しました。これに伴い、一部商品につきましては出荷の制限をお願いするなど、お得意先様には大変ご迷惑お掛け致しました。本年度はこれにお応えする為、より一層の増産体制にて仕込みに取り組んでおります。仕込みの開始も例年より少し早めました。造りの期間の折り返し地点にはまだまだ届いておりませんが、蔵のスタッフも一本一本丁寧に仕込みを続けています。


 このように日本酒への注目が高い時こそ日本酒の美味しさ、あるいは酔鯨の魅力を伝えていく為の活動が必要であると強く感じます。清酒全体を見ましても地酒を中心とした吟醸酒の出荷は伸びており、また今年も注目度は高まっていくものと思います。お酒のイベントなど消費者と交流する機会で強く感じますのは、特に今までは日本酒とは縁が遠かった若い方にも広く興味を持ってもらえているということです。こんな様子を見ますと自分たちの力不足を感じるとともに、まだまだPRをしていく必要があることを感じます。本年も色々なことに取り組んでいく予定です。もし皆様もこんなイベントがある、こんなことに合わせてPRしたら面白いのではないかなど御座いましたら是非教えてください。出来る限り参加させて頂きたいと思います。どうぞ本年も宜しくお願い申し上げます。

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【2015/01/08 08:08 】 | 蔵便り
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