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【2024/05/03 12:26 】 |
土佐のお座敷遊び②
土佐の宴会「おきゃく」で盛り上がるお座敷遊びを紹介します。前回は「菊の花」でしたが、またまたお酒をいっぱい飲める遊びを紹介いたします。
今回ご紹介しますのは「可杯(べくはい)」というお座敷遊びで、「おかめ」「ひょっとこ」「天狗」をあしらった3種類の杯とコマ(サイコロ)が一つでセットとなった道具?を使います。「おかめ」はお酒の入る量が一番少なく、「ひょっとこ」はお酒の入る量がおかめより多く、口の部分に穴が開いているのでお酒を飲み干さないと穴からお酒がこぼれる仕組みになっています。「天狗」は3種の杯のなかで一番多くお酒が入り、長い鼻が邪魔してお酒が入ったままではテーブルに置くことが出来ません。コマは6面になっており、止まると杯と同じ3つの絵のうちいずれかが上を向くようになっています。
道具の説明はこれくらいにして、ゲームを始めてみましょう。まず参加者全員がコマを真ん中に置いて輪になります。次に「ベロベロの~神様は~ 正直な~神様よ~ お酒(おささ)の方へと おもむきゃれ~ おもむきゃれ~」とうたいながらコマを回します。しばらくしてコマが止まると、輪になって囲んでいる参加者のうち誰かに向きます。コマに指名された人は、コマに出た絵柄の杯でお酒を飲み干します。お酒を飲み干した人が次にコマを廻します。これを延々と続けていきます(実際には適正飲酒量がありますので時間が来たら終了です)。
「おかめ」ですと量が少なく楽ですが、「天狗」は大きいものですと八尺ほど入る器もあり大変です。注がれたお酒は一息に飲まないとやり直しでもう1杯飲まされます。人数が多いと当たる確立は下がりますが、大勢で行ったほうが賑やかです。
この「可杯」は高知のお土産店でも取り扱いしている店もあります。一家に一セットあれば、ホームパーティなどでも盛り上がること間違いなしです。ただし、くれぐれも飲みすぎには注意しましょう。

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【2015/06/03 13:15 】 | 未選択
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