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【2024/05/03 08:03 】 |
蔵便り 創刊号  

 蔵がある南国高知でも朝晩は冷え込む日が増えてきました。いよいよ酒造りの始まりです。

 十月四日に今期最初の洗米を行ない、今年の仕込みがスタートしました。全ての搾りを終えるのが5月の初旬ですので、約7ヶ月間造りの日々が続きます。今年はこの間に合計129本を仕込む予定です。
 初搾りは「純米吟醸 吟麗しぼりたて」。一杯呑むと・・ゴクゴク・・うん、美味しい!今年も良いお酒が出来ました。このお酒、十二月の中旬には皆様のお手元にお届けできる予定です。

 さて、今年の造りについて・・・。夏場の天候も良く、原料米の品質は良いようです。良いお酒を造るには、良い原料米が必要です。昨年の猛暑による影響からは一変、今年は期待出来そうです。
 
 原料米に関して言いますと、弊社では様々な品種、磨き具合のお米を使用しています。吟醸酒については掛米も麹米も同一の原料米を使用し(品種・精米歩合が同一)、お米の違いをそのまま楽しんで頂けるお酒に仕上げております。使用する品種は山田錦、八反錦、吟の夢、雄町、五百万石、しずく媛、土佐錦、松山三井、一般米などなど。精米歩合は30%、40%、45%、50%、55%、60%、65%まで有ります。これだけの種類を造り分けるのはなかなか大変です(涙)。それでも、少しでも幅広いお酒を楽しんで頂きたいという思いから、各工程に工夫を凝らし、多品種生産を続けています。

 仕込水には、高知市を流れる鏡川の源流水、土佐山地区の湧き水を使用しております。往復約45kmの道のりをトラックで行き来し、毎日約2トンの水を蔵まで運んでいます。

 仕込みのサイズは小仕込みが多く、レギュラー酒で1500kg仕込み、吟醸で900kg仕込み、大吟醸で720kg仕込みです。当然、少量の方が製麹、及びモロミの品温管理などがし易く、きめの細かい管理が可能です。手間は掛かりますが、品質を重視し、可能な限り小仕込みでの造りを続けています。

 造りのスタッフの意気込みです!
・自信を持ってお客様に提供できるお酒を精魂込めて造っていきます。

・蔵人全員が怪我無く、無事に甑倒し(酒造りの終わり)を迎えることができるよう頑張っていきます。













 

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【2011/12/07 17:58 】 | 蔵便り | トラックバック()
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