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先日、今期の酒造りが始まり、安全醸造を祈念して、「甑起し」の宴会を行いました。その際、乾杯の酒は言うまでもなく、宴会に使った酒はオール酔鯨でした。御存知のとおり酔鯨は使用米の品種ごとに商品を変えており、酒米の個性を大事にした商品構成となっています。なので宴会に使った酒はオール酔鯨とはいえ、山田錦の純米大吟醸であったり、松山三井の純米吟醸だったりと様々でした。会場のあちらこちらで来賓の方々や酔鯨の社員が杯を酌み交わす姿が見られました。そんな中、私も酔鯨の酒で高知流に献杯し、皆さんと酒を楽しみました。そこで改めて感じたのは、酒が喉を通過した後に感じる味や香のすばらしさでした。口の中だけで唎酒する時と感じ方がまるで違うということを再認識しました。製造管理や品質チェックなどの際には、成分値の確認や唎酒を行いますが、やはりお酒は呑んで確かめるのが一番です。アルコール度数や甘辛を示す値がほぼ同じでも、呑んでみると結構酒質が異なることがあります。人間の感覚というのは素晴らしいものがあります。時には皆さんも自分自身の味覚と嗅覚を信じて好きな日本酒をセレクトされるといいかもしれません。
お酒を造ってくれる酵母の培養液です。この液の中には酵母が2,000億個くらいいます。これが醪の中でさらに5,000倍くらいに増えます。 PR |