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【2025/01/23 03:04 】 |
モクズガニ

   日本全国の河川で取れるカニの中で大型のモクズガニは、有名な上海ガニの仲間で、晩夏から秋にかけて高知県内の各河川でも捕獲されます。秋から冬にかけて産卵のために海へ下りますが、その時期に合わせて「かに籠」を仕掛けて獲ります。多いときは一籠で50匹以上取れることもあります。獲れたカニはビクに入れて数日間かぼちゃを餌にして飼います。こうすることで味が濃厚になります。食べ方としては二通りあり、主に茹でて食べることが多いようです。茹でる際は必ず水から茹でます。水からでないと脚が取れてしまうからです。茹でて食べる場合、オスよりメスの方がが美味しく、特に甲羅の中にある真っ赤になった内子が美味しいです。もう一つの食べ方として、殻ごと潰して作る「ツガニ汁」(モクズガニの高知での呼び方)も有名です。まず生きたカニを臼かミキサーで潰します。ミキサーの場合は一緒に水も入れておきます。臼であらかた潰れたら水を加えてざるで濾します。さらに水でざるに殻だけ残すように濾します。しょうゆを加えてひと煮立ちすると汁が煮こごり、出来上がりです。この煮こごりがモクズガニ独特の濃厚な味わいでとても美味です。今年は雨が多く不漁だった河もあると聞きますが、秋に高知へいらっしゃる際は是非お試し下さい。

先日、田舎(四万十市西土佐)に帰省した際に捕獲したツガニ


高知県西部 須崎市新荘川にて

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【2014/11/10 12:56 】 | 未選択
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