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こんにちは。今日は高知の名物「かつお」のお話しです。
「鰹といえば高知!!」というくらい高知県にはお馴染みのお魚です。とにかく鰹が大好きな高知県民ですが、総務省の平成25年度家計簿調査によると、高知市の一世帯あたりの年間鰹消費量は約5キロと全国平均の5倍以上とダントツの日本一です。このように多く食べられるのは昔から近海でも鰹が獲れ、新鮮なものを食べられる環境であったことが理由です。昭和63年には高知県の「県魚」にも制定されました。
鰹は回遊性の魚で、日本には南の海から黒潮に乗って北上してきます。例年ですと2月中旬に九州南部に近づき、3月中旬に四国沖、4月に紀伊半島、5月に伊豆・房総沖へと北上を続け、6月には常磐沖、7~8月には黒潮と親潮がぶつかる三陸沖まで達します。この北上する鰹のうち、初夏のころに獲れる走りの鰹を「初鰹」と呼びます。初鰹は香りがあって脂が少ない為、皮付きの刺身がおすすめです。高知流の食べ方では薬味に新玉ネギとニンニクをたっぷり使用します。鰹は回遊性の魚で一か所に留まることは稀ですが、春先に上ってきた一部の鰹は土佐湾に残ります。そのおかげで、高知県内では新鮮な鰹が長い期間楽しめます。
黒潮に乗り北上した鰹は親潮の勢力が強くなる9月頃にUターンして南下を始めます。この鰹を「もどり鰹」と呼びます。夏の間にたっぷりと餌を食べた鰹はしっかりと脂がのっています。こちらはタタキがおすすめで、高知ではネギとニンニクを薬味にし、塩やゆずポン酢をかけて食べます。
鰹は頭以外に捨てるところはなく、チチコ(心臓)は一回茹でて血抜きをして塩焼きや生姜と煮付けて食します。また腹の真ん中(大トロ)はハランボと呼ばれ、これは塩焼きがおすすめです!!鰹には天然の旨味が豊富に含まれています。しっかりとした味わいが特長の酔鯨は鰹に良く合います。今年は春の初鰹が不漁でしたが、夏前になり鰹も良く獲れているようです。是非「酔鯨」と一緒にどうぞっ!!
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