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日本酒の容器のなかで最もポピュラーなのは御存知のとおり一升瓶などのガラス瓶です。酔鯨の所在地高知市では、一升瓶などのガラス容器は資源ごみとして回収されます。その際、ガラスの着色により茶ビン、透明ビン、その他の3種類に分別します。このように様々な色のガラス瓶があるのにはいくつか理由が考えられます。主にはデザイン、瓶の価格、遮光性が挙げられるかと思います。
日本酒は光に弱く、日光や可視光線、紫外線などにさらされると着色し、味、香、色が極端に悪くなってしまいます。このような品質劣化をふせぐために、日本酒の容器には光を透過しにくい茶瓶が多く採用されています。実際弊社でも茶瓶がメインとなっていますが、一部商品には緑瓶を使用したものもあります。茶瓶と比べると緑瓶の遮光性は低くなってしまいますが、包装紙を巻いたり、紙箱に入れるなどして遮光し、品質劣化を防いでいます。遮光ができていない場合、ショーケースの蛍光灯の光でも品質劣化を招くといわれています。一昔前と異なり、商品の保管、陳列にも様々な工夫がなされ、品質保持のため冷蔵ショーケースを用いられている酒販店、料飲店さんを多く見かけます。しかしながら照明による着色促進まで気を配っていらっしゃるところは少ないようです。開栓前は勿論のこと、開栓後も飲み切るまではできるだけ遮光し保管していただくことで、美味しいお酒を少しでも永く召し上がっていただけるかと思います。 ちなみにビールや栄養ドリンク、薬品類の容器も茶瓶が多く使用されています。中身の成分が光や紫外線により変化してしまうことを避けるためです。清酒の瓶に茶瓶が多く使用されるのと同じ理由です。 PR |