先日、「大吟醸山田錦」のつるし斗瓶取りを行いました。このお酒は毎年、全国新酒鑑評会に出品するお酒でもあります。今年は12月中旬から1月中旬までの1ヵ月間にタンク2本を仕込みました。
大吟醸造りでは、きめの細かい管理が必要となり、夜通しで品温の管理を行うことも多々あります。この時期に蔵に見学に来られましたら、目を真っ赤にした製造スタッフに遭遇するかもしれません。醸造期間は約1ヶ月。大切に仕込んだもろみがようやく搾りの日を迎えます。今年は1月28日と2月15日の2日間で搾りを行ないました。
通常の搾りは、モロミ自動圧搾装置を使用しますが、このお酒については一部、つるし斗瓶取りで行います。つるし斗瓶取りとは、モロミを酒袋に取り、この袋を吊るして自然に垂れてくるお酒を斗瓶に受ける搾りのことを言います。圧力を掛けず、自然に垂れてくるものだけを集めるので、より純粋でキレイなお酒に仕上がります。
出来上がったお酒がどのような評価を受けるのか、少し不安もありながら楽しみです。
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